生きるため 守るため 人のため
今から5~6年前、「なぜ働くのか」という本が売れていた。 私がこの会社で働き始めて5年位たった頃、 自分の無能さに悩み、他の会社ばかりが良く見えて壁にぶつかっていた。
そんな折、不思議な巡り会わせで山口県の萩を一人旅した。
若者達がまさに命を賭けて日本を動かした、
言わずと知れた明治維新のふるさとだ。
彼らはなぜそのような働きができたのだろうか。
年頃がそうかわらない彼らに自分を重ねてみた。
すぐには答えは出てこなかった。
その後も色々な体験をしながら時が流れ、
「なぜ働くのか」「経営の目的は何か」
ようやく自分の内から言葉が湧いてきた。
それがこの言葉だ。
ただ生きているのではなく、いきいきと自発的に生きるために。
大切な人やものを何としても守るために。
そして世のため人のために役に立ちたい。
社会人になって25年。多くの人に迷惑をかけ、
ご指導をいただき、ようやく働くことの意味を確立することが出来た。
これは人生の目的とも一致するかもしれない。